大好評の陽のアートシャツシリーズ。こんどは、松岡至さんのハイサワーです。松岡さんの絵はもともと動物や人形の顔などが多かったのですが、描く素材を見つけるとどんどん発想を膨らませて独自の世界を描いてくれることに私たちも気がつきました。「ハイサワー」も、その最たる例でしょう。お父さんの話によると、どうやら酒屋さんの棚に並ぶハイサワーの缶が昔からお気に入りらしく、それを思い出して描いたのかも…とのこと。でも「これは何を描いているのか?」が問題なのではありません。そんな些細なことはさておき、この作品が放つミステリアスな魅力こそが、もっとも大切なのです。これはもはや、現代アートの域に達しています。絵の講師である岡嶋明美先生が、Tシャツを見るなり「これは面白い!」と即座に購入し、イベント会場でさっそく着ながら来場者の接待をしていたのは記憶に新しいところです。陽の利用者から、いよいよ徳岡麻実子さんに次ぐアーティストが誕生するかもしれませんね。

至さんのハイサワー